「絆」
平成23年の世相を漢字一字で表す「今年の漢字」に「絆」が決まりました。
自民党も「絆」。民主党も「絆」。民主党を離党した9人の政党名が「絆(きづな)」。簡単に使ってもらいたくないという思いが個人的にはいたします。
あの国難といわれる東日本大震災を受け多くの国民が「絆」という意味を考え、思いを巡らしたことは事実です。それはとても大切なことだと思います。ですが、今の国政の状況を見るにつけ、国政を預かる国会議員の方々に軽々しく「絆」と唱えることに少し憤りを覚えているからです。
2009年夏の衆議院総選挙で私たち自民党は、大きなダメージを受けました。メディアからはバッシングの嵐、結果として多くの同士達がその議席を失うことになりました。その責任は私たち自民党にあったことも確かです。
あの選挙の後、民主党に対する期待そして自民党政治に対する批判が続きました。街頭に立って自分たちのメッセージを送るときにも帰ってくる言葉は、辛辣な自民党に対する文句ばかりでした。
その中で、私たち自由民主党神奈川県連メンバーはみんなで必死に耐え、頑張ってきました。2010年夏の参議院選挙を迎えるにあたり、その後遺症はピークに達していました。戦いに向けて全員のモチベーションを高めるためにみんなで議論を重ねた結果、生まれた一つのテーマが「絆」でした。
あえて自民党神奈川県連は、「かながわ自民党」と名乗ることで、「絆」の元にスクラムを組んでこの戦いに勝ち抜いていこうと決めたのです。
おかげさまで参議院選挙では一定の成果を上げることが出来ました。「頑張れ! かながわ自民党」とご支援をいただいた皆様には心から感謝をいたしています。
その時にみんなで考え作成した、神奈川自民党のオリジナルポスターが神奈川県下に貼らしていただいているポスターです。私たち神奈川自民党の仲間たちの心にあるテーマは、あの2010年の参議院選挙からずっと「絆」です。これからもずっと大切にしていきたいと思っています。
追 記
あのポスターに込めた想いは、日本人としての誇り、日本国旗をモチーフにあえて私たちの領土を明確にしたいという強い意志で北方領土も尖閣諸島も、日の丸の上に描きました。



