頑張れ東北! 私たちに出来ること

被災地の視察をした中で感じたこと、復旧から復興に向けて動く中で「がれき」の山が大きな壁になっていることを実感しました。当初、570を超える市町村が受け入れるという方向を示しましたが、放射能汚染の風評被害で多くの市町村が躊躇をすることになりました。

受ける側の不安もよくわかっているつもりですが、みんなで少しずつあの「がれき」を受け入れていかなければ復興、復興と言っては見ても先に進まないのが現状です。

日本中が「絆」と言うことを改めて大切なテーマにしたならば、私達が被災地の人たちのためにできる決断、どうしたら新しい年を少しでも希望を持って前に進むことが出来るか、そのことをひたすら考え、議会の仲間たちと神奈川県として何とか受け入れるという方向性を示したいと思っていました。

黒岩知事と議会の想いは一緒で、12月20日本会議の最終日に異例ですが知事発言という形で議会が承認するという結論を見いだすことが出来ました。関係各位のご協力に心から感謝申し上げます。

地元の住民の皆様に対する説明責任は、県当局と横須賀市と私たち県会議員が力を合わせて、しっかりと果たしていきたいと思っています。

なにとぞ皆様のご協力を特に隣接する地域の皆様のご協力を心よりお願いしたいと思っています。

下記に本会議での黒岩神奈川県知事の発言をそのまま掲載させていただきます。

行政報告(知事発言)

議長のお許しをいただきましたので、私から、「東日本大震災に伴う災害廃棄物の受入問題」に関する県の対応方針について、その考えを申し述べさせていただきます。

 東日本大震災に伴う災害廃棄物、いわゆる震災がれきの受入問題について、私は、これまでずっと悩んでまいりました。

 福島県、宮城県及び岩手県の3県では、東日本大震災により、通常の排出量の10年分以上となる、約2,300万トンの震災がれきが発生しております。

 この震災がれきの処理は、国難を乗り越え、東北が再生していくために避けては通れない課題であります。そのために、国民全体で力を合わせて、救いの手をさしのべなければなりません。特に、大地震発生の切迫性が指摘されている本県にとっては、まさに他人事ではありません。

 こうしたことから、私としては、県民の皆様の御理解をいただいた上、神奈川県内で震災がれきを受け入れ、被災地の復興に全面的に協力したいと思います。

 もちろん、福島/第一原子力発電所の事故に伴い、県民の皆様が放射能汚染について不安を感じておられることも、またよく理解できるところであります。

 そこで、本県が、被災地から震災がれきを受け入れる際の条件としては、震災がれきの放射能濃度のレベルを、1キログラム当たり100ベクレル以下にしたいと考えています。

 1キログラム当たり100ベクレル以下のものは、震災前から「核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律」により、放射能物質に汚染されたものとして扱う必要がないとされております。また、東京都がこれまでに受け入れている岩手県からの震災がれきの放射能濃度の実態も100ベクレル以下となっており、県民の皆様のご理解が得られやすいのではないかと思います。

 さらに、受け入れた震災がれきの焼却後の焼却灰については、県が有する最終処分場でも受入れていきたいと考えております。ただ、地元の皆様の御理解が前提でありますので、全力をあげて、関係する方々と調整してまいります。

 そのために、年明けに「対話の広場」を開催し、私自ら、地元の皆様をはじめ県民の皆様に、直接、ご説明し、ご理解を得られるよう努めていきます。

 震災がれきの受入れについて、現在、検討している横浜市、川崎市、相模原市と、今後、処理マニュアルの策定や最終処分の扱いなどについて早期に調整を行い、県内への震災がれきのできるだけ速やかな受入れを実現します。

 また、現在受入れを検討するとしているのは3政令市だけですが、それ以外の県内市町村・一部事務組合にも、震災がれきの受入れに関する県の考え方をお伝えし、改めて受入れを働きかけるなど、県と市町村とが連携し震災がれきの広域処理体制の構築に取り組んでまいります。

 県議会議員の皆様には、今後その経過を逐次、御報告してまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。