5期目の挑戦に向けて
おかげさまで16年間、元気に頑張ってきました
平成7年、議員にさせていただいて16年間が過ぎ60歳になりました。このごろ、私たちの世代に課せられる責任と使命について考えさせられます。
昭和から平成に時が移って若い世代の活躍はどの分野を見ても頼もしいものがあります。
とはいえ、一部には「今の若い者は…」という声があることも確かです。それは今の若い世代の人たちに何か違和感を持っている大人の見解でしょう。
ですが、そういう見方をするときに私たちの世代の責任はないのでしょうか。また「もう、若い者にまかせれば良い」といった言葉を口にする大人の声もあります。
しかし、まかせてしまえば良いという姿勢に私たちの世代の無責任さを感じざるを得ません。大切なのは、それぞれの世代の垣根を越えて将来のために何が大切なのかみんなで一緒に考えることだと思います。
貧しかったけれど元気だった、明日への期待にあふれていた私たちの世代の子どもの頃。物があふれ便利にはなったけれど何か拭いきれない閉塞感、そして、将来に対する不安感を感じている若い世代の人たち。
何を変えていくべきか、また何を残して後に繋げていかなければならないのか…。
そんなことをさまざまな世代の人たちと交わりながら考えたい。全ての世代の人たちがおたがいに明るく元気に生きていける社会を、政治家として、一友人として考え活動をしていきたい。
― 明日に希望が持てる社会、そして子どもたちに誇れる街にしたい ―
それが5期目に向けて挑戦する私からの約束です。










神奈川県は地方統一選挙が施行されることになりました。この震災の状況、原発の不安、被災地の人たちに思いを馳せる時、選挙どころではないという思いになります。あの被災の日からしばらくの間、選挙活動は休止をすると宣言をし、何か自分達に出来ることはないか、何かをしなくてはいけないというそんなジレンマの中、仲間達と義援金の募金活動をしたり救援物資を届けるための支援などを微力ながら活動してまいりました。
でも選挙という4年に1度の私たちに課せられた戦いは、もう目の前になってしまいました。
選挙であれば自分のメッセージを多くの皆さまに伝えていかなければならないし、それが私たち候補者の使命であると思います。3月24日の県知事選告示からは、皆さまにご理解いただける範囲での選挙活動にとどめながら、戦っていきたいと思います。
さまざまな被災地の状況を新聞やテレビで見るにつけ、この選挙に向けて思った前段での自分なりのメッセージを繰りかえし思い返してみました。
バケツ一杯の水を得るために3時間も4時間も列を乱すことなく待ち続ける被災地の人たち。また被災をされた方が、同じ被災された方達を励ます姿、このことは多くの諸外国の人たちに感銘を与えています。
私たち日本人の助け合いの精神や思いやりのまさに「絆」を目の当たりにする時、私たちが受け継がなければならない日本人の心を途絶えさせることなく後生に伝えていかなければと今、思います。
先日行った募金活動、多くのかたが頑張ってくださいと声をかけてくださりながら協力をいただきました。なかには小学生や中学生がポケットからなけなしのお金を箱に入れてくれました。また、格好だけ見れば大人達から今の若い者はと言われそうな少年達が集団でカンパをしてくれたりする光景もありました。
みんなが「がんばろう日本」そんな思いを共有した時間でした。
あらためてこの震災のなか自分がこれからの4年間に向けて送りたいと思っていたメッセージ「明日に希望が持てる社会、そして子どもたちに誇れる街にしたい」。それが大切であることを確信しながら多くの方々とふれあい、この選挙戦を勝ち抜き4年間をしっかりと議員として活動していこうと決意をいたしました。
長期にわたる被災地の復興に向けて皆さんと共に自分達の出来る活動をしてまいります。
被災地の皆さんどうぞ頑張ってください。